2012年08月31日

軍艦島(端島)から黙祷

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今日8月31日は軍艦島(端島)の民間研究家だった小島隆行氏の3年目の命日である。
この写真は軍艦島(端島)のある建物中にある黒板に書かれた文字である。
彼は軍艦島(端島)の出身者ではなく隣の高島の出身であった。
幼き日父親に魚釣りで連れてこられたこの閉山後の誰もいない軍艦島(端島)魅せられた人であった。軍艦島(端島)の島民より島を知り尽くし島の細部まで知っていた人である。
島に入れば一切の食物を口にせず水さえも飲まない。神社で祝詞をあげお寺ではお神酒をあげた人である。必ず携帯したものが小さなオニギリ。これは自分が食べるための物ではない。島で亡くなった方々への供養として海に流した。
それほどまでに軍艦島(端島)を愛した人であった。
黒板の文字は今から16年もの前のものである。今でも鮮やかに残されている。
島の人々への愛情が込められた一文字一文字である。
3年前突然の訃報が入ってきた。
31日の夕方までは元気でいた様子。ほんの30分の時間に彼の内部に何が起こったのであろうか。いまだに解決できない死因である。
そうその日はあの総選挙の日である。民主党が第一党になった日である。
彼は朝から必ず一番乗りで選挙にいっていたというその結果も知ることも無く突然逝ってしまった。数週間後には東京への家族旅行を計画しチケットまで準備していたという。
何故?なぜ?いまだに解決できない死因。
あれだけ愛した「軍艦島(端島)」に看取られることも無くまた家族にも看取られる事も無く
一人で逝ってしまった。
軍艦島(端島)閉山から38年。奇しくも小島氏38年の生涯であった。
黙祷・・・・・・・
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2012年08月08日

旧三池炭鉱有明坑の二基の竪坑櫓の解体

 旧三池炭鉱有明坑の二基の竪坑櫓の解体が時間の問題となっています。
軍艦島は企業の手を離れ現在は観光、そして世界遺産の候補となっていますがもし軍艦島が企業の手に
...今現在あったとしたら同じような運命をたどっていたかもしれません。
遺産という意味では「炭鉱」を象徴とする同じものです。
本日の軍艦島は自然の猛威の中で人を寄せ付けない環境においてもその姿を「凛」として残っています。
解体するのは簡単な作業です。
「残す」という困難な作業も必要ではないでしょうか。
下記に要望書を添付します。

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                          平成24年8月6日

ニューガイアエナジー株式会社
代表取締役 新地 哲己 様

旧三池炭鉱有明坑(有明鉱)竪坑櫓の保存要望

                    産業考古学会会長       伊東 孝
                    日本産業技術史学会会長    田中 一郎
                    九州産業考古学会会長     大石 道義
                    九州伝承遺産ネットワーク会長 坂本 道徳

拝啓
 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます
先頃の新聞報道により、貴社のメガソーラー事業推進にあたり、旧三池炭鉱有明坑の二基の竪坑櫓が解体されると聞きました。この二基の竪坑櫓は産業遺産として価値があり、産業技術史から見ても重要な建造物と、私たち四団体は考えております。
 その件につきまして下記の通り要望したいことがありますので、ご検討いただけますようにお願い申し上げます。
敬具

要 望:
旧三池炭鉱有明坑跡地内に現存する二基の竪坑櫓を解体することなく保存していただきたいと思います。さらに産業遺産として広く見学できるようにしていただけたら幸いです。
事業計画上、撤去が不可欠である場合には,基礎部分を現地保存され、敷地内の他の場所に移設することは考えられませんでしょうか。
やむなく解体撤去をする際は基礎部分を現地保存され、モニュメントとして活用されることをご配慮願えませんか。また解体後の部材・部品を大牟田市石炭産業科学館など、しかるべき保存・展示施設に寄贈してくだされば、鉱山技術の一片を留めることができます。

理 由:
旧三池炭鉱有明坑は、平成9年3月30日の旧三池炭鉱閉山の際に、最後まで鉱員・職員が入昇坑した深さ約320mの坑口であり、「閉山」の象徴的な舞台となった坑口です。1960年代に有明海上に人工島を築いたうえで日鉄鉱業が坑口を開発し、第一竪坑櫓がつくられ、その後三井鉱山に移管され、1970年代に第二竪坑櫓・坑口が完成して操業開始にいたっており、海底炭鉱として発展した三池炭鉱の象徴です。さらに1984年にはこの坑口から延びる坑内で83人の死者を出す坑内火災事故が起きたことも併せて考えると、産業遺産および産業技術史上、また歴史的にも重要な坑口です。その重要性から2007年にも今回の要望学会(日本産業技術史学会は除く)より、当時の所有者であるコガ信工業、みやま市長、みやま市議会議長、九州経済産業局に対して保存の要望書を提出した経緯がございます。
したがって、今回、緊急にその保存を要望し、かつてのエネルギー産業の拠点の場所で現在最も注目されるエネルギー事業をなさることを竪坑櫓の保存という形で明示していただくことを望みます。それは、エネルギー産業について、過去を尊重したうえで未来を考えると言う意味で、貴社の地域における企業イメージを高めるものと確信致します。
一度解体したものは元には戻せません。ぜひ、長期的な視点で御考慮頂きたく存じます。
以上
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2012年07月17日

軍艦島フィギア

軍艦島を世界遺産にする会設立10周年の記念として
当時を再現したフィギアが完成しました。
詳しい内容は下記のURLで確認ください。

http://gunkanjima.free.makeshop.jp/

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posted by dyg at 11:58| 長崎 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 速報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月28日

軍艦島を世界遺産にする会公認の通信販売サイト順調に

NPO法人「軍艦島を世界遺産にする会」公認の通信販売サイトです。
本サイトでお買い上げいただきました商品売り上げの一部は同会の運営の為に使用されます。

◎現在まだ商品数も乏しいですが、「軍艦島のグッズや書籍は全て揃う店!・オリジナルを買える店!・お客さんに喜んで貰える店!」という遥かなゴールを目指し、今後たゆまず努力してゆく所存です!宜しくお願い申し上げます。(管理人)
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http://gunkanjima.free.makeshop.jp/
posted by dyg at 15:44| 長崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 速報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月03日

「軍艦島を世界遺産にする会」公認の通信販売サイト

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NPO法人「軍艦島を世界遺産にする会」公認の通信販売サイトです。
http://gunkanjima.free.makeshop.jp/
2012年6月4日よりオープンします
様々な軍艦島グッズがありますので
ぜひご覧下さい。
今後新しい商品も続々出てきます。


posted by dyg at 15:16| 長崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 速報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月01日

いまのニッポンどこから始まったのですか?

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軍艦島を含む九州・山口の近代化産業遺産群の世界遺産へ向けてのパンフレットの抜粋です。またこの世界遺産のコーディネーター加藤康子さんのコメントでもあります。
今回開催された、九州伝承遺産ネットワークでの加藤さんのコメントでもあります。
産業遺産における主役はその時代の英雄達だけが主役ではない。そこを支え続けた名も無き人々の血と汗が今の「日本」を形成していった。
「いまのニッポン
 どこから
 始まったのですか?」とてもすばらしいタイトルです。


九大名誉教授の森 祐行先生がそのコメント集約していただきました。


「いまのニッポン
 どこから
 始まったのですか?」

「歴史を生かそう
 明日の歩みへ」

報告の中には産業遺産の核心を突く言葉が沢山ありますね。
それらの言葉を繋いでいくと、上記二つのキャッチコピーがつながるよ
うな気がします。
加藤さんのパワーポイントに書かれ言葉を拾い出して、私の感覚で列挙
してみました。

「モノづくりの心と志: 産業革命発祥の地、大英帝国を目指す」
「匠の技から産業システムへ」

「産業の現場でこの国を支えてきたひとびと」
「英雄の逸話 歴史は彼らだけのものではない」
「軍艦島 記憶の彼方の街 1868 to now」

「工業化のストーリーを語るのは、時代と共に進化し生きている資産」
「日本の近代化を支えた重工業 末来へ向けて現役稼動中」
「長崎の三菱(小菅、グラバー、造船所) 廃墟から現役まで」
「三池港 100年前、團琢磨が描いた夢が今も息づいている」

「価値をまもるのは誰か?」
「市民や企業の営みの上に世界遺産はある」
「国の宝を誇りに思う心」

日本の歩みの「来し方、行く末」が分かるようなドラマを創らねばなら
ないようですね。
posted by dyg at 12:55| 長崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 速報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月15日

記憶の中で生き続けるもの

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2012年4月3日より22日までピースミュジアムにて
軍艦島企画展開催します。http://www.nagasakips.com/
10年前から3回目の企画展になります。今回は
そこの残る「記憶の中で生き続けるもの」を軍艦島を通して感じてもらえるような
企画展です。模型も当時の灯りをつけたものを展示しながらその日を振り返っていただけるようなものにしたいと思っています。
軍艦島を世界遺産にする会が10周年を迎えた節目として今後の活動を示す一つの原点が
今回の企画展になります。さまざまな団体や船会社が軍艦島の紹介をしています。
しかしそこには10年のさまざまな活動があったことを今一度知っていただければと思います。
どこかになにかが違うものがあるような気がします。
10周年のこの企画展にぜひおいでいただければと思います。

NPO法人 軍艦島を世界遺産にする会  理事長 坂本 道徳
posted by dyg at 22:13| 長崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 速報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月20日

海外での軍艦島

海外での軍艦島の評価と取材の視点

tvamerika1.jpg(軍艦島にて撮影中の1月の写真)

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http://press.discovery.com/us/3n/programs/forgotten-planet/
かって繁栄を極めた場所が忘れ去られようとしている現実を表現したのが
この Forgotten Planet の取材の論点でしょうね。
アメリカではTV放映は終わっているようです。全世界に向けて配信されるかもしれませんね。海外のメディアの軍艦島に対する取り上げ方と日本のメディアの取り上げ方は少し違っているようです。次は同じような取り扱いでイギリスBBCでの撮影が始まります「人類は地球に対して何をやってきたか}これが大まかな撮影スタンスです。

Forgotten Planet : Programs : 3net : Discovery Press Web
press.discovery.com
Explore the cast-offs of humanity - buildings, compounds and even entire cities abandoned by humans for years. Fogotten Planet takes you to places forgotten by time eerie locations that once hummed with activity and now are desolate. Enter the eerie emptiness of the city of Chernobyl, walk the hal...
posted by dyg at 21:32| 長崎 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 速報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月21日

軍艦島企画展のお知らせ

軍艦島企画展のお知らせ
軍艦島企画展(パネル、模型)
2011年9月24日(土)より10月16日(日)まで
「S東美」 5F特設会場にて 開催
〒850-0853長崎県長崎市浜町1-22
095-826-0121
貴重な写真及び軍艦島の再現模型が展示されます。
ぜひおいでください。

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posted by dyg at 13:46| 長崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 速報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月09日

自然の猛威

台風9号は日本の遥かかなたを北上しただけであった。
日本に多少の被害があったが、直撃ではなかったはず。
しかし・・・・・
軍艦島の被害はなんともいえないものであった。
上陸観光にてお客様が歩く遊歩道が3分の1のフェンスが木っ端微塵に波で倒されていた。
今まで見たことのない光景に固唾を呑んでしまった。
もし直撃していたならばこれだけの被害ではないはず。
まるで3月11日の大震災のあとを見るような光景であった。
8月9日、くしくも長崎原爆の日である。
原爆が落ちても、台風が来ても、資源がなくなっても、戦争が終わった後でも
見られる人類の終末期を見たような気がする。
我々は自然の前では無力なのだろうか?
この島の行く末を考えたとき。。。不覚にも涙が出てしまった。
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posted by dyg at 20:39| 長崎 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 速報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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