2007年08月05日

仮想現実で軍艦島体感 産学連携グループが開発へ

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端島(通称・軍艦島)へ誰もが自由に上陸できる−こんな夢を実現しようと、県内の産学連携グループが軍艦島をバーチャルリアリティー(仮想現実)化する事業に取り組んでいる。特殊なスクリーンとゴーグルを用いて、立体映像の世界で軍艦島上陸を体験できる。島での暮らしぶりなど昭和時代の生活風景も盛り込む予定で、時間と空間を超越した体験が話題を集めそうだ。二〇〇九年度の実用化が目標。

 県内の旧産炭地域の新たな産業おこしにつなげようと、特定非営利活動法人(NPO法人)「県科学・産業技術推進機構」(NPOサンスイ機構)や扇精光(長崎市)、大型立体映像技術のベンチャー企業などのグループが、四月から開発に着手。NPO法人「軍艦島を世界遺産にする会」理事で建築家の中村享一さん(56)が、開発事業の総括担当を務めている。

 中村さんらによると、

「軍艦島実測調査資料集」(東京電機大出版局発行)の二次元情報を電子データ化し、航空写真など実際の地図情報と融合。軍艦島の外観、島内の主要な建築物などをコンピューターグラフィックス(CG)で再現し、「仮想現実の島を歩き回ると周囲の風景も動く」効果が生まれるという。

 観客は大型スクリーンに映し出される映像を、特殊ゴーグルを装着して視聴する。まずは飛行機で軍艦島に上陸。建物の中には、家具や人などが配置され、炭鉱でにぎわい、多くの島民が生活していた当時の島にいる雰囲気が味わえる。

 今月中に長崎市出島町にしゅん工予定の新事業創出支援施設「ながさき出島インキュベーター(D−FLAG)」で、本格的にソフトを開発。並行してスクリーンの開発に乗り出す。

 スクリーンは移設可能で、首都圏で移動ミュージアムを開催する計画。中村さんは「三次元のアーカイブ(記録保管所)として、軍艦島を残す。世界遺産の登録を後押ししたい」と話している。
8月5日 長崎新聞朝刊より

軍艦島を世界遺産にする会としても聞き取り調査などの
資料や現在ある資料などを分析して全面的に協力をしていく。
ハードのみの保存だけではなく過去の歴史、生活のソフト面での保存も大切であると考える。
軍艦島を世界遺産にする会

posted by dyg at 10:17| 長崎 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 速報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
軍艦島は来年あたりに島周りに遊歩道ができるらしいですね。歩きたいです。
Posted by sironeko at 2007年08月27日 12:22
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