この島は「産業革命」「エネルギー革命」「観光革命」と時代に翻弄されてきた。
明治、大正、昭和と日本のエネルギーを支え、日本の産業革命、近代化に貢献していった。そして昭和40年代に国のエネルギー政策によって石炭産業は切り捨てられていった。
そして今やかつては廃墟が観光になるとは誰も考えていなかった時代が
今や年間17万人の人々が訪れる観光地となっている。
果たしてこの島は次にはどんな革命の渦に巻き込まれるのであろうか。
端島炭鉱としての世界遺産、軍艦島としての国の史跡これからは国と行政の手にゆだねられるのならば私たちの残された仕事は記憶を文字に残すことであるのかもしれない。
記憶が消えていく時代になっても書物はその場所の記憶を残せる唯一のものである。「記憶の中で生き続けるものたち」が今この場所にある。
人の記憶が消えたとしてもここに記された文章でシルエットとしての軍艦島(端島)だけではなくその歴史や生活の古文書になれればありがたいものである。「軍艦島離島40年人々の記憶とこれから」「軍艦島廃墟からのメッセージ」そんな思いをこめた書籍である。ぜひ皆様にもこの端島(軍艦島)の記憶を後世に伝えるために一読していただければ幸いです。
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問い合わせなどは doutoku@gmail.com にて

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